ルーレット 必勝法は効果ある?その使い方を解説

海外のギャンブルで人気のゲームのひとつがルーレット。カジノと聞くと、ルーレットの円盤を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。ルーレットは様々な賭け方ができ、賭け方を選ぶことで自分でリスクを調整しながら遊ぶことができるゲームです。

そんなルーレットの特性を利用したルーレット 必勝法と呼ばれる方法がいろいろとあります。いずれの方法もいかにゲームで勝つかではなく、いかに資金を増やすかを考えた方法になっています。そこで効果が見込める必勝法をいくつかピックアップして、そのやり方を説明します。さらに必勝法を活用する際のポイントも解説しているので参考にしてください。

ルーレット 必勝法とはどんなもの?

ルーレットの必勝法は「ゲームに勝つ」ことが目的ではなく「資金を増やす」ことを目的としています。そのため、ゲームで勝ったり負けたりを繰り返しながら資金を増やすように考えられています。

その基本となるのは、負けた時の損失を小さくして勝った時の利益を大きくするという考えです。そのため、ルーレットの倍率について理解しておくことが必要です。またルーレット必勝法によっては、一時的に損失が膨らむ可能性がある点に注意しましょう。

実際にどのようなルーレット 必勝法があるのかを説明します。

マーチンゲール法

マーチンゲール法は負けている間は賭け金を倍にするルーレット 必勝法です。勝率が1/2で勝った時の配当倍率が2倍の賭け方で使います。

マーチンゲール法のやり方

ルーレットでは次のように配当が2倍の賭け方で使用します。

  • 赤/黒
  • 奇数/偶数
  • ハイ/ロー

連敗が続いた時のマーチンゲール法の賭け金は次のように変化します。最初に1ドルをベットする場合の賭け金、累積損失、勝った時の利益を記しています。

回数 賭け金 累積損失 勝った時の利益
1回目 1ドル −1ドル 1ドル
2回目 2ドル −3ドル 1ドル
3回目 4ドル −7ドル 1ドル
4回目 8ドル −15ドル 1ドル
5回目 16ドル −31ドル 1ドル
6回目 32ドル −63ドル 1ドル
7回目 64ドル −127ドル 1ドル
8回目 128ドル −255ドル 1ドル

何回目で勝っても利益は最初の賭け金になることがわかります。ただし連敗が続くと賭け金と累積損失がかなり大きくなります。

マーチンゲール法の使い方

マーチンゲール法は連敗が続くほど損失が膨らむので、何回目かでストップすることが必要です。実は何回目で終了しても、期待値はほとんど同じです。

3回目で終了…8回に1回は7ドルの損失

5回目で終了…32回に1回は31ドルの損失

これを参考に、何回目で損切りするのかを決めておくとよいでしょう。

ココモ法

ココモ法は勝率が1/3で勝った時の配当倍率が3倍の賭け方で使用するルーレット 必勝法です。

ココモ法のやり方

ココモ法はルーレットの「コラムベット」あるいは「ダズンベット」で使用します。ともに12個の数字にベットして、ボールが落ちた数字がその12個の中にあれば賭け金の3倍の配当を受け取ります。

ココモ法はまず賭け金の1単位の金額を決めます。ここでは1ドルと設定します。次に当たりが出るまで次のやり方を繰り返します。

① 最初に1単位ベットし当たれば①に戻る
② 外れたら2回目も1単位ベットし当たれば①に戻る
③ 前回と前々回の賭け金を合計した金額をベットする
④ 当たれば①に戻り外れたら③に戻る

ココモ法の実践例

回数 賭け金 累積損失 勝った時の損益
1回目 1ドル −1ドル 2ドル
2回目 1ドル −2ドル 1ドル
3回目 2ドル −4ドル 2ドル
4回目 3ドル −7ドル 2ドル
5回目 5ドル −12ドル 3ドル
6回目 8ドル −20ドル 4ドル
7回目 13ドル −33ドル 6ドル

このように連敗するほど、当たった時の利益が大きくなることがわかります。また連敗してもマーチンゲール法ほど賭け金も累積損失も急速には増加しません。

2コラム・2ダズン法

2コラム・2ダズン法はその名のとおり、コラムベットとダズンベットでそれぞれ、3箇所のうち2箇所にベットするルーレット 必勝法です。チップを置く場所は3箇所のうちどの2箇所でもかまいません。

たとえばすべてに1ドルずつベットする場合、次の3パターンの結果になります。カッコ内は発生する確率です(ヨーロピアンルーレットの場合)。

  • 全部外れ…-4ドル(5/37)
  • どちらか当たり…-1ドル(16/37)
  • どちらも当たり点+2ドル(16/37)

モンテカルロ法

モンテカルロ法はモナコ公国のカジノを破産させたと言われるルーレット 必勝法です。実践には紙と筆記具が必要になります。

モンテカルロ法のやり方

モンテカルロ法はルーレットの「赤/黒」か「奇数/偶数」あるいは「ハイ/ロー」のいずれかで賭けます。どこに賭けるのかを決めておきます。

次に紙を用意して「1 2 3」と3つの数字を左側に書きます。そして次のルールでチップをベットします。

① 数列の両端の合計数をベットする
② 勝ったら両端の数字を消し④へ
③ 負けたら賭けた数字を右端に書き加え①へ
④ 数字がすべて消えたら終了
⑤ ①へ戻る

数字が1つしか残らなければ、その数字をそのままベットします。もし賭け金を大きくしたいなら、数字に1単位の賭け金(たとえば5ドルなど)を掛け合わせます。

モンテカルロ法の実践例

モンテカルロ法の実践例をご紹介します。たとえば次のように、賭け金/勝敗/累積損益/数列で記します。

回数 賭け金 勝敗 累積損益 数列
1回目 4ドル +4ドル 2
2回目 2ドル × +2ドル 2 2
3回目 4ドル × −2ドル 2 2 4
4回目 6ドル × −8ドル 2 2 4 6
5回目 8ドル 0ドル 2 4
6回目 6ドル × −6ドル 2 4 6
7回目 8ドル × −14ドル 2 4 6 8
8回目 10ドル −4ドル 4 6
9回目 10ドル +6ドル 終了

数列がすべて消えると、最初に紙に書いた3つの数字の合計数が利益として残ります。

勝ち負けを繰り返して数字がなかなか消えないと、賭け金が大きくなるのが難点です。

ルーレット 必勝法を使うコツ

ルーレット 必勝法にはこのように、いろんな方法があることがわかります。いずれの必勝法を使う場合でも大切なことは、資金管理(バンクロール管理)を意識することです。

ルーレット 必勝法を実行しても、時に損失が膨らむことがあります。場合によっては時間をかけてその損失を回収することも必要です。

あるいはマーチンゲール法のように、損切りをしたほうがよい場合もあります。いずれにしても資金を残しておかなければ、リカバリーができません。

そのためルーレット 必勝法それぞれで最大どの程度の損失を生じるのかを把握したうえで、損切りしても十分に資金が残るように賭け金設定をすることが大切です。

ルーレット必勝法 まとめ

ルーレット 必勝法は1プレイごとの勝敗にはこだわらないようにしましょう。統計的に利益が残りやすい方法なので、時には運用に時間がかかることもあります。あるいは損切りが必要なこともあるので、いかに活用するかを考えて利用するようにしましょう。